通信制大学の勉強スタート!レポートと試験に合格せよ
勉強開始!仕事が終わったら勉強タイム
さて、通信教育を始めてみてどうだったのかな?
そうですね。初めはモチベーションが高く、「やるぞ!」って気になっているため、頑張っていました。でも、好きな時に勉強することが出来るという環境に甘えてしまうこともありました。
そうだなぁ。学校とは違って、全て自己管理のもとで行うわけだから、自由ではあるけど、大変かもしれないな。
ええ、そこで勉強の計画を立てるようにしたのです。
ふむふむ、どういった感じにしたんだい?
1週間といった短期的な計画を立てました。仕事をしながらの勉強でしたので、仕事から帰ってきたら2時間はレポート作成するようにしました。
仕事の後の2時間は大変そうだな。
新しいことをするのだからそのくらいは仕方がないと思います。
そうかもな。
1週間の計画が早めに達成することが出来たら、後は自由と言うことにしました。勉強を進めるのでも良いし、休みにするのでも良いし。あまり窮屈にしないようにしました。
ガンガン勉強した方が良いんじゃないのか?
ええ、そうかもしれませんが、私の性格上、あまり窮屈な計画を立ててしまうと、燃え尽きてしまうと思ったのです。逆に少しくらい余裕を持った方が、ちょうど良かったのです。
勉強の仕方は人それぞれ。自分に合った方法が一番良いのかもしれないな。
ええ、そうですね。
単位を取っていくためには「レポート」を作成して合格し、「試験」に合格することで単位を取れるんだろ?
はい、レポートと試験、両方の合格が必要となってきます。
レポートの作り方 どうやって作れば良いのだろう?
レポートはどんな感じで作っていくんだ?
レポートは文字数制限がありました。大抵の場合2000文字必要でした。それも鉛筆が禁止だったので、ボールペンで書くことになります。
へぇ~・・・ボールペンを使うのか。
はい。教材と送られてくる大量のレポート用紙にレポートを書いていくわけですが、いきなりボールペンで書くのも抵抗があったので、まずパソコンに下書きをしていきました。
なるほどな。パソコンに打ち込めば、文字数も表示されるしな。
そうなんです。なので、これからレポートを作成される方は、一度パソコンで打ち出すことをおススメします。
具体的には、送られてくる教科書を読んで勉強するのか?
まぁそうなんですが、全てを読んでいたらとても時間がかかってしまいます。
というと?
まず、何についてレポートを書くのか、「課題報告集」を見ます。
課題報告集?
各教科ごとに、何についてレポートを書いたら良いのかお題とその概要が書かれているものです。初めに送られてきます。
ふむふむ。
課題報告集に書かれているお題と概要をチェックし、教科書の中から、そのことが書かれている部分を探し出します。目次を見たり、パラパラめくっていくと大体どこに書かれているか分かります。
なるほど。見つけた部分を中心に勉強していくわけか。
ええ、ただしっかりと理解しきれない時には、読む範囲を広げたりもしました。
それだけでレポートを作れるものなのかい?
できるとは思うのですが、レポートの質を高めないと合格できないので、似たような文献を図書館で探して、2つの本を比べてみたりしました。
結構手間がかかっているんだな。
不合格になってしまうと、また勉強し直さなければいけないですし、また2000文字書くのが大変だなと思っていたためです。
なるほどな。後は何かレポートの書き方としておススメはあるかい?
あくまでも私の場合ですが、自分の意見も入れるようにしました。「私はこの文章のここの部分はこう思う。なぜならこうだからだ。」みたいな感じでしょうか。
自分の意見を入れるのは重要かもしれないな。
ええ、そう思います。
2000文字と言うと原稿用紙5枚分。大変そうに思えますが、句読点や改行で、結構隙間が空きます。そのためそれほど大変と言うわけではありません。
おススメとしては、教科書ともう1冊似た文献を探して、比較して書くと良いと思います。私の場合は、教科書の作者名で図書館で検索して、その他に本を書いていないかをチェックしたりしました。2つの文献と、それに対する自分の意見を絡めて書くことで、内容があるレポートが出来上がると思います。
文章作成の基本は「起承転結」で書きました。たまに結論を先に書いて、「なぜなら私はこう思うからだ」と言う感じの始まりにして、文章を作成したこともありました。
レポート作成は難しい?試験でダメならスクーリングを考えよう
聞いている感じだとレポートを作成するのは難しいように思えるんだか、実際はどうなんだ?
教科によってと言った感じでしょうか。人によって得意不得意がありますから何とも言えませんが、スラスラかけたものも結構ありましたよ。苦労した教科は3つ程度でしたね。
ほほう、それはレポートが大変だったのかい?それとも試験が大変だったのかい?
レポートで大変だなと感じたのは1教科くらいでした。問題は試験でした。特に音楽の試験は全然わかりませんでした。
そうか、小学校の先生の免許だから音楽も勉強しなければいけないのか。
ええ、実技があるわけではなく筆記の問題なのですが、ヘ長調とかト短調と言われても「?」でした。
そういった場合はどうしたんだ?
何度か試験を受けてどうしても合格できない教科のいくつかは、スクーリングを受講しました。
スクーリング?
スクーリングとは、夏や冬に実際に大学に行って、授業を受けることを言います。同じ授業を一気に数時間受け、最後に試験を行います。
結局試験をするわけだ。
はい、でも実際に授業を受けたほうが全然理解度が違います。それに「授業で使ったメモを持込みしても良いことが多い」のです。
え!それはいいな。
はい、なので、試験は合格しやすいのです。
通常の試験での持ち込みはできるのかい?
通常の試験ではできません。スクーリングに限ってです。
それならスクーリングにどんどん参加した方がいいな。
ただし、スクーリングに参加するためにはお金がかかります。なので、なるべく安上がりで免許を取りたいと言う方にはおススメできません。私も、「どうしても分からない教科のみ」スクーリングで授業を受けました。
スクーリングは大学で行うって言っていたけど、遠くに住んでいる人は大変だな。
ええ、みんな泊りがけで全国各地から来ていました。ただ、最近では全国各地でスクーリングが行われるようになったので、一昔前に比べれば楽になったと思いますよ。
明星大学で小学校の教員免許を取得する場合には「総合演習」という教科だけは、スクーリングでの必修となっていました。つまり必ず参加しなければいけなかったのです。なので、そのついでに自分の苦手な教科のスクーリングを受けました。
お金がかかるスクーリングですが、沢山の人たちとの出会いの場にもなります。同じ境遇の人が集まるので、良い情報交換の場ともなります。「え?」と驚くほど多くの方が参加しますよ。